花粉症対策には「粘膜強化」

これから花粉症シーズン!!

鼻水ズビズビ、涙ボロボロ。ひどい人の症状は見てられないぐらい(泣)

今回は花粉などのアレルゲンの入り口「粘膜」の話です。

 

目の粘膜や鼻の粘膜に花粉がくっついて花粉症を引き起こします。

花粉症が起こる人は”粘膜が弱い人”です!

粘膜が丈夫な人はアレルゲンが粘膜にくっついた際に正常な免疫が働き、何事もないかのように

排除してくれます。

粘膜が弱い人は免疫が過剰に反応したり、原因物質の影響を跳ね返すことができずにアレルギー

反応として現れてきます。

 

漢方的に言えば粘膜の弱りは「衛気」の不足と捉えます。

衞気とは体を防御してくれるエネルギーのことです。衞気が不足するとアレルギーだけでなく、

風邪をひきやすいなどの症状も現れます。(ちなみに花粉症も風邪同様、”風”という外邪に

よって引き起こされると考えます)

 

粘膜を強くするためには、まずは衞気を養うことが大切です。

・疲れをためない  ・しっかり休む  ・主食はお米  ・体を冷やさない

体調を整える上では基本のところです。

そして粘膜のことを考えるのであれば血流が超重要!

漢方学的に衞気の話もしましたが、もう少し現代医学的に言うと、「粘膜細胞の元気が無い」

状態だと防御力が落ちます。細胞が元気になるためには栄養と酸素が必要です。

栄養と酸素を細胞に運んでくれるのは??・・・・・・・・血液ですよね!

アレルギー体質の方は体が冷えてる方が多く見られます。また体が冷えたときに症状が悪化

することもしばしば見られます。少々のことがあっても血流が保たれる体を作っておくことが

粘膜強化の第一歩です------①

 

さらに、粘膜が弱い方、アレルギー体質の方に皆共通しているのは

”カルシウム不足”です。カルシウムは免疫異常を安定化させてくれます。昔からカルシウムは

アレルギー症状の治療薬としても用いられてきました。免疫だけでなく粘膜にとっても非常に

重要な役割をしているカルシウム。先述で粘膜細胞の元気が大切!と書きましたが、細胞が

元気でも細胞同士のつながりが弱いと、結局防御壁に穴が空いてしまってる状態です。

さしずめ、粘膜細胞がレンガ壁のレンガ、カルシウムがレンガ同士のつなぎといったところです。

良質な壁の素材をちゃんとつなぎとめておけば防御力もUPします。------②

 

抗アレルギー薬で症状を抑え込むことも快適な毎日を送るためには必要なことだと思いますが、

①、②を考えると決して根本的な解決はしてくれません。

病院で出るアレルギー薬というのは急性アレルギーを抑え込むための薬であって、慢性症状

を解決する力は持っていないのが事実です。

年中鼻炎症状がなくても、時期が来れば繰り返す、病院の薬が効きづらい等があればこれは

立派な慢性症状。慢性症状は決して急性治療では良くなりません!(そもそも原因がちがうので)

今一度自身の症状が急性か慢性か見つめ直してみてください!

そうすればアプローチの仕方も見えてくるはずです。

 

ちなみに私も粘膜が弱いタイプ。鼻も弱ければ胃腸も弱い。(呼吸器から消化管の内側まで全部

粘膜で覆われてます。鼻の粘膜が弱ければ胃腸の粘膜も弱いのはあたりまえなのです(泣))

それでも花粉症がないのは①②の積み重ねの結果と自負しております。

 

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