天然のマスク「粘膜」の強化がカギを握る!
さて、前回はマスクの性能を簡単に紹介しました。
体の外に一枚バリアを張るのも悪くないのですが、
予防の観点かすると、もっと大切なことがあります。
人間には本来天然のマスクが備わっています。
「粘膜」です。
目、鼻、軌道、食堂、消化管と全身に存在する粘膜。
この粘膜の表面では常に過酷な戦いが強いられています。
風邪・インフル、最近ではコロナ等のウイルスからの攻撃や、
花粉等アレルゲンからの攻撃を一番に察知し、免疫で排除
する場所が「粘膜」です。(特に鼻、咽頭粘膜)
粘膜が弱っていると免疫がうまく働かず、外敵の影響が体内へ
及びます。免疫力が低下していればウイルス感染が生じます。
免疫調節に異常が起きていればアレルギーが発症します。
粘膜を丈夫に保つ生活について簡単に綴っておきます。
粘膜強化のカギは、血流とカルシウムです!
粘膜をレンガの壁に例えると・・・
レンガのブロックが粘膜の細胞です。ブロック一つ一つが丈夫でなければ
壁は頑丈にはなりません。また、ブロックを積んだだけでは隙間ができたり
押せば崩れてしまいます。
こんなイメージです
レンガのブロックを丈夫にするためには血流が命。粘膜は毛細血管が
大量に分布しています。それだけ血の流れを要する部分。
そしてそのブロックをつなぎとめるのが「カルシウム」です。
中国では鼻の治療薬にカルシウムを使っていた時代もあるぐらい、粘膜には
カルシウムが必要とされています。
血流をよくするために、カルシウムを不足を防ぐために、
粘膜を丈夫にするために!!!
こんなことに気を付けると良いですよ♪
・湯船にはしっかり浸かりましょう
・生物や冷たい物の摂取は控えましょう
・お腹を冷やさないようにしましょう
・適度に運動をしましょう
・食事はしっかりバランスよく食べましょう
・ストレス解消しましょう
・魚は骨まで食べましょう
・肉類、塩分の摂りすぎに注意→カルシウム不足
・食品添加物は体を冷やし、カルシウムを体外へ流します
・甘いものはカルシウムを排泄させる
・トランス脂肪酸を控える
(市販の菓子パン=食品添加物+糖質+トランス脂肪酸・・・怖い_| ̄|○…)
・乳製品で摂りすぎるのはお勧めしません
・カルシウム摂取はカルシウム剤がおすすめ(製品はしっかり相談して決めましょう。
全く吸収されない粗悪品もあります。)
・カルシウム吸収をよくするために胃腸を元気に保ちましょう
・腹は八分目
・リラックスする時間を作る
挙げればキリがありまてん・・・。
粘膜を強くする生活習慣を続ければ、胃腸も丈夫になります。
体の免疫細胞の70%は腸で作られるということから、胃腸の
元気も絶対に必要要素ですが、今回は割愛。
さいごに粘膜パワーアップのための食材を紹介!
・大豆製品(豆腐、きなこ等) ・味噌等の発酵食品
・ネバネバ食材(オクラ、納豆、山芋等)
・青魚(オメガ3系の油)
・緑黄色野菜(ビタミンA、βカロチンが粘膜に重要)
1日1食は昔ながらの日本食を食べる。これに限ります!